私には、中学三年生の娘がいます。
入学して直ぐにバスケットボール部に入部しました。
今までやった事がない競技で、大丈夫かと心配しましたが、本人がやりたいと思う事をさせてあげようと黙って見ていました。
練習を真面目にする事と左利きと言う事もあって、1年生夏頃、三年生が引退した後は、スターティングメンバーに選ばれ、試合に出れる様になりました。
2年生になり、三年生が引退した後は副キャプテンを任せて貰えるまでになっていました。とは言え、田舎の中学校ですので、部員も少なくバスケットボールのレベル自体も高くありません。しかし、負けてばかりでは無く時には、勝っていました。
2年生の3学期位からキャプテンが体調を壊し、度々入院する様になり、その分の負担が副キャプテンの娘に掛って来ました。
3年生になってもキャプテンの体調は、万全とは言える状態までは無く、再三休んでいました。それでも娘は、キツイ等弱音を吐かず頑張っていました。
そして今日、三年生になった娘の最後の試合、県大会でした。
トーナメント制ですので、負けた時点で娘の中学でのバスケットボールは終わります。
対戦相手は、県下有数のチームで大差で負けてしまいました。
試合後、部員全員が泣いていましたが、そこには清々しい笑顔もありました。
夕方、学校に帰り3年生の引退式があり後輩達と抱き合って泣いていました。
私達夫婦は、娘がしたとこも無い部活に入り、多分続かずに辞めると思っていましたが、今日の引退式を見て「よくやった。良く頑張った」と思いました。
キャプテンより娘の所に後輩達が来て「ありがとうございました」と言われ、照れくさそうに笑っている顔が印象的でした。
本当にお疲れ様と言ってあげたいです。
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